何でもアリの

テレビ番組の感想を綴るブログ

M-1グランプリ2018 感想

去年よりイマイチウケない組が多かったけど、全組漏れなくウケるよりこっちの方がM-1ぽいなーと思ったりw審査員のコメントに心のいいねボタンを押しまくりだった。

 

  • 見取り図

とにかく2人共声が良い。ネタは強いボケが少ない上に伏線の出し方も「これ後で回収しますよ〜」感が見え見えなので構成が上手いとも言えず。ツッコミの盛山が自分で言う程デブじゃないのも気になった。

 

設定はサイコで凄く面白くなりそうだったのにあまり広がらず終わってしまった。ラストイヤーで武智は悔しいだろうけど忙しいのが嫌な田中は喜んでいると思う。

 

コント師でもあるのに漫才は正統派しゃべくりなのが凄い。最初は山内がおかしいこと言ってるのに激論の末濱家の発言もおかしくなっていく感じがたまらない。

 

8年前に初めて決勝に出た時は漫才全否定みたいなネタ(本人達はそういうつもりじゃ無かったみたいだけど)でヒール的な立ち位置だったのが、ラストイヤーの今年教室で友達同士でじゃれ合ってるような良い意味でジャルジャルらしい漫才に辿り着いたのが感慨深い。志らく師匠が99点でえみちゃんが88点という評価の分かれ方もジャルジャルらしいw

 

上手いんだけど「ハゲ方が面白くない」とか「寄席で見たい」とか、テレビ向きじゃないと宣告されてる感じで気の毒。容姿をネタにして笑いを取るのは今時かなりハードルが高いことだと思う。

 

  • ゆにばーす

ギャロップにえみちゃんが「自虐は笑えない」と指摘した直後に初っ端「クソヤバブスカップル」はキツイ。去年めちゃめちゃ面白かっただけに勿体ない。あと「コテコテの漫才を披露する」というボケがあったけど、正直あの部分が本編より面白くてはらさんの器用さに驚いた。巨人師匠がコメントした通りあの喋り方の漫才を見てみたい。

 

  • ミキ

ここも思いっきり容姿弄りなんだけど、兄弟という関係性と2人の可愛げでカバーされてる感じ。ネタ自体はありがちなんだけど、逆に言えばそれであれだけ爆笑に繋げる技術が凄い。

 

  • トム・ブラウン

お笑いクラスタの間では3回戦の時点で一番話題になっていたコンビ。ネタの内容は「何やってんだw」としか言いようが無いんだけど、ツボに入るとずっと笑っちゃうヤツ。花沢さんのくだりが好き。

布川「2本目は加藤一二三さんが土から出てくるっていう」

今田「何ですかその魅力的なタイトルは!?」www

 

ツッコミの粗品はピンでフリップ芸やってた頃から見てて、「将来期待の若手なんだろうなぁ」と思ってたけど、まさかこんなに早くチャンピオンになるとは。ツッコミがどれも外さないし、せいやの表現力が凄いので最初から最後までずっと笑いが途切れない。

 

  • 和牛

1本目は最初の段階では直前の霜降り明星の割を食っちゃったかなと思ったけど、最後の展開で一気に持ってかれた。よっぽど自信が無いとああいう構成にはできないと思う。2本目も水田の毒と川西の演技力が生かされていて良いネタだったけど上手過ぎると判断されたかな。でも3年連続準優勝は凄いし、喋りの技術と独創性の両方を持ち合わせているのはそれだけで価値アリ。