2016冬ドラマ 期待作品
1月スタートの連ドラの情報が出そろったので、個人的に気になる作品をピックアップ。
はぶらし/女友だち(NHK BSプレミアム・火曜23時15分 1/5スタート)
近藤史恵のサスペンス小説が原作。主人公のもとに高校時代の同級生が一人息子を連れて転がりこみそのまま居ついてしまい、生活のペースを乱されていく様を描く。池脇千鶴がトラブルメーカー役をどう演じるのか気になる。
逃げる女(NHK・土曜22時 1/9〜)
児童殺害の冤罪で8年間服役していた主人公が出所。自分のアリバイを否定した親友を探し出すため旅に出る。親友役が最近話題になった田畑智子なのはタイムリーと言うべきか。
2004年の「新選組!」は自分が唯一初回から最終回まで毎週見届けた大河ドラマなので、同じ三谷幸喜脚本でしかも同作品でブレイクした堺雅人が主演というのは感慨深い。ここ5年ぐらいは朝ドラの好調ぶりに反して大河は影が薄くなっているので、ここらで元気な作品を見たい。
フラジャイル(フジ・水曜22時 1/13〜)
裏の日テレとのドラマ対決が取り沙汰されてきた枠ながら今回で一旦ドラマ枠は終了。最後を飾る作品は病理医が主人公の漫画原作モノ。長瀬は「ムコ殿 2003」以来13年ぶりのフジテレビドラマ主演とのこと。「僕の生きる道」でお馴染みの橋部敦子がフジテレビ火9枠最後のドラマ「ゴーストライター」に続き脚本を担当。フジテレビ的には「困った時の橋部敦子」なんだろうか。最後くらいは日テレに勝ちたいところだが、向こうは結婚後初主演の堀北真希で話題性があるし、どうなるか。
木曜時代劇 ちかえもん(NHK・木曜20時 1/14〜)
スペシャリスト(テレ朝・木曜21時 1/14〜)
過去に数度特番として放送された作品が満を持して連ドラ化。無実の罪で10年間刑務所にいた京都府警の主人公が難事件を解決していく。連ドラ化にあたって舞台は京都から東京へ移る。
ナオミとカナコ(フジ・木曜22時 1/14〜)
Dr.伊良部シリーズなどで有名な奥田英朗の同名小説が原作。普通のOLと主婦だったはずの2人が夫殺しの完全犯罪を遂行するためタッグを組む。内田有紀は「偽装の夫婦」に続いてDVを受ける主婦役(ちなみに「偽装~」では主人公がこの「ナオミとカナコ」を読むシーンが出てくる)。
わたしを離さないで(TBS・金曜22時 1/15〜)
カズオ・イシグロによるベストセラー小説が原作。世間から隔離された施設で育った3人の男女の数奇な運命を巡るサスペンス、といういかにも金曜ドラマ的な内容。脚本が「JIN-仁-」「天皇の料理番」の森下佳子ということで俄然期待が高まる。
東京センチメンタル(テレ東・金曜24時12分 1/15〜)
テレ東だが出演者の顔ぶれがNHKっぽい。和菓子職人でバツ3の主人公のラブストーリー。地味に良作の香りがする。
家族ノカタチ(TBS・日曜21時 1/17〜)
「結婚しない男」という等身大の人物像を演じる香取慎吾とコメディ巧者・西田敏行のやり取りに注目。下町ロケットとはだいぶテイストが異なるがどうなるか。脚本は「チーム・バチスタシリーズ」「銭の戦争」の後藤法子。
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(フジ・月曜21時 1/18〜)
お義父さんと呼ばせて(フジ・火曜22時 1/19〜)
同じ51歳の男2人が"娘の親"と"恋人"という立場で対立する。達者な俳優2人がW主演ということもあって、遠藤主演の「民王」を彷彿とさせるコメディ作品になりそう。脚本は「医龍シリーズ」「アイムホーム」の林宏司。
秋ドラマは力の入った作品が多いと思ったが、冬ドラマも期待感のあるラインナップ。こうして並べてみるとフジテレビのドラマに気になる作品が多い。夏、秋のような惨状にならないように力を入れているのがわかる。肝心の内容の方も期待を裏切りませんように。
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