2016夏ドラマ 期待作品
7月から始まるドラマで視聴候補に入れている作品一覧。
遺産相続弁護士 柿崎真一(日テレ・木曜23時59分 7/7スタート)
タイトル通り、主人公の弁護士が遺産相続のトラブルを解決していく。三上博史と森川葵を見届けるために観る。
神の舌を持つ男(TBS・金曜22時 7/8〜)
「TRICK」「SPEC」の堤幸彦監督作品。「絶対舌感」なる能力を持つ主人公がその能力を駆使し各地の温泉で起こる事件の謎を解決していく。構想に20年を費やしたとのことで、あらすじを見るだけでもワクワクする。
家売るオンナ(日テレ・水曜22時 7/13〜)
不動産業界を舞台にしたスーパーウーマンもの。中園ミホが書きそうな内容だが、脚本は「セカンドバージン」「コントレール」の大石静。
はじめまして、愛しています。(テレ朝・木曜21時 7/14〜)
「特別養子縁組制度」というテーマを「家政婦のミタ」の遊川和彦が描く。遊川作品は良くも悪くも惹きつける力があり途中までは楽しめるが、最後にグダグダにならないことを祈る。
侠飯~おとこめし~(テレ東・金曜24時12分 7/15〜)
ひょんなことからヤクザの組長を匿う羽目になった大学生が組長の作る料理でもてなされ、人生観を学んでいく。「孤独のグルメ」の流れを汲む飯テロドラマ。
仰げば尊し (TBS・日曜21時 7/17〜)
高校の吹奏楽部顧問となった元サックス奏者の主人公と不良生徒達との交流を描くヒューマンドラマ。実話が元となっており、「ROOKIES」のスタッフが集結。1年前の「表参道高校合唱部!」のような夏らしい爽やかな作品になることを期待。
そして、誰もいなくなった(日テレ・日曜23時30分 7/17〜 ※初回のみ22時スタート)
順風満帆な人生を送っていた主人公が自分と同姓同名の男が逮捕されたことをきっかけにどん底に落ちていく。この枠は「デスノート」「エンジェル・ハート」など漫画の実写化でやっていくのかと思ったが、前クールの「ゆとりですがなにか」やこの作品のようなオリジナル作品をどんどんやって欲しい。ちなみにアガサ・クリスティーの同名小説とは無関係。
営業部長 吉良奈津子(フジ・木曜22時 7/21〜)
大手広告代理店に勤める主人公が結婚・出産を経て職場復帰するが、そこで様々な壁にぶち当たる。主演の松嶋菜々子は3年ぶりの連ドラ主演。脚本の井上由美子はこの枠で「昼顔」をヒットさせた経歴もあり、枠との相性は良いはず。最近のフジにありがちな「ひと昔前」の感じにならなければいいが。
オリジナル作品の多さが目立つのはいい傾向かと。個人的には「神の舌を持つ男」が面白ければ十分です。
ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦
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2016春ドラマ総括
いつになく良作が多かった(気がする)春ドラマ。そんな中でも出色だったのは重版出来!。漫画の編集部という地味目な題材と裏の僕のヤバイ妻との食い合いもあって視聴率はそこまで伸びなかったものの、話の作りの丁寧さ、キャラクターの立ち方、原作の生かし方は今季の中でも飛び抜けていたように思う。TBSラジオ「たまむすび」の中で映画評論家の町山智浩も絶賛してたのはそのキャスティング。豪快なタイガースファンの編集長を演じた松重豊、優しさの中に闘志を燃やすベテラン漫画家を演じた小日向文世、主人公の先輩編集者を持ち前の色気でもって演じたオダギリジョー、イヤミで現実主義な編集者を演じた安田顕、屈折した天才新人漫画家を演じた永山絢斗など、このドラマだけで助演男優賞を独占しそうな勢いだった。主人公は当初能年玲奈が演じる予定だったそうで、確かにその方が話題性はあったと思うが、これだけの個性的なキャラクター達を引き立てるという意味では結果的に黒木華が適任だった。全体的にホロッとする話が多かったが、ムロツヨシ演ずる漫画家アシスタントがメインの7話は特に泣けた。
黒柳徹子の自伝的エッセイが原作のトットてれびは満島ひかりの好演に尽きる。レトロな髪型や衣装を纏う姿はまさにお人形さんのそれだし、徹子特有の早口でピントのズレた話し方もマスター。演出面も華やかで「テレビの良い時代」を感じることができた。
火の粉はフジテレビの昼ドラ枠撤廃後の代わりの枠として深夜11時台からスタート。ノーマークだったがこれがまた面白かった。狂気の主人公を演じたユースケ・サンタマリアは言うまでもなく、それに振り回される優香、伊武雅刀、朝加真由美、大倉孝二などもそれぞれ好演。マジなのかネタなのか解りかねる迷シーンのオンパレードで回を増すごとに惹きつけられた。
ゆとりですがなにかはゆとり第一世代(自分と同い年)を主人公にその下の世代や上の世代の複雑な関係性を描いた意欲作。初回こそ宮藤官九郎らしからぬシリアス展開で肩透かしを食らったが、話が進むにつれクドカン節が炸裂し、役者の演技もどんどんヒートアップ。もともと演技力に定評のあった柳楽優弥や安藤サクラは勿論の事、強烈なゆとりモンスターを演じた太賀は今後要注目の役者。また、童貞小学校教師を演じた松坂桃李もオタク風の演技が板についており、イケメン俳優の枠を取っ払ったように見えた。
初回から最終回までずっと高水準の面白さを維持していた重版出来!が個人的1位だが、その他の作品も他クールなら1位でもおかしくないほどのクオリティだった。以下個人的作品・俳優賞。助演男優賞は候補が多すぎて迷ったが、同時期の真田丸での好演も考慮に入れて小日向文世で。
作品賞 重版出来!
主演男優賞 ユースケ・サンタマリア(火の粉)
2016春ドラマ 期待作品
火の粉(フジ・土曜23時40分 4/2スタート)一家殺害容疑で無罪を勝ち取った主人公が引っ越し先の近所に住む家族に接近する。ユースケ・サンタマリアの危険人物ぶりに注目。
出演: ユースケ・サンタマリア、優香、朝加真由美、大倉孝二、木南晴夏、佐藤隆太、伊武雅刀
とと姉ちゃん(NHK・月曜〜土曜8時 4/4〜)
出演: 高畑充希、西島秀俊、木村多江、相楽樹、杉咲花、向井理、片岡鶴太郎、大地真央
ラヴソング(フジ・月曜21時 4/11〜 )
出演: 福山雅治、藤原さくら、菅田将暉、夏帆、田中哲司、宇崎竜童、水野美紀
重版出来!(TBS・火曜22時 4/12〜)
出演: 黒木華、オダギリジョー、坂口健太郎、荒川良々、安田顕、松重豊
世界一難しい恋(日テレ・水曜22時 4/13〜)
出演: 大野智、波瑠、小池栄子、北村一輝
早子先生、結婚するって本当ですか?(フジ・木曜22時 4/14〜)
出演: 松下奈緒、貫地谷しほり、佐藤仁美、八嶋智人、尾藤イサオ、松坂慶子
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです(TBS・金曜22時 4/15〜)
出演: 中谷美紀、藤木直人、瀬戸康史、大政絢、徳井義実、夏木マリ
お迎えデス。(日テレ・土曜21時 4/16〜)
出演: 福士蒼汰、土屋太鳳、鈴木亮平
99.9 刑事専門弁護士(TBS・日曜21時 4/17〜)
出演: 松本潤、香川照之、榮倉奈々、青木崇高、藤本隆宏、奥田瑛二、岸部一徳
OUR HOUSE (フジ・日曜21時 4/17〜)
出演: 芦田愛菜、シャーロット・ケイト・フォックス、山本耕史、塚本高史、松下由樹、橋爪功
ゆとりですがなにか(日テレ・日曜22時30分 4/17〜)
出演: 岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、太賀、吉田鋼太郎
僕のヤバイ妻(フジ・火曜22時 4/19〜)
出演: 伊藤英明、木村佳乃、相武紗季、佐藤隆太、宮迫博之
グッドパートナー 無敵の弁護士(テレ朝・木曜21時 4/21〜)
出演: 竹野内豊、松雪泰子、杉本哲太、國村隼
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2016冬ドラマ総括
R-1ぐらんぷり 2016
現在ゴールデンで全国放送しているお笑い賞レースの中ではM-1グランプリに次いで歴史が長いこの大会。優勝者がブレイクできなかったりルールがコロコロ変わるため、小粒な大会という印象が拭えなかったが、昨年から始まった「敗者復活枠3人」というルールが功を奏したのか、盛り上がりのある番組になってきたように思う。
Aブロック
ウザい音楽プロデューサーがドラえもんの歌に指導を入れていく。ただの形態模写に終わらず音ネタも取り入れてくるあたり進化を感じさせる。本人も煽りVで言っていたが賞レースでの優勝経験が無い。かつてのM-1における麒麟のように、器用過ぎるところが仇になっているのかもしれない。
小島よしお (勝ち上がり)
ビジーフォーがよくやってた3人のヤツを携えてショートコント+そんなの関係ねぇ。ベッキー騒動に揺れるサンミュージック所属とあって「俺が事務所を背負って立つ」という気概をヒシヒシと感じた。先日の水曜日のダウンタウンでも「この3人のヤツ誰がやっても面白い説」という企画が放送されたが、プロデューサー曰く偶然カブってしまったとのこと。
あと、小島くんのネタはもちろんパクりでもなんでもなく、逆にこちらが知らずに変なタイミングでOAしちゃって申し訳なかったです。。
— 藤井健太郎 (@kentaro_fujii) 2016年3月6日
シャンプーハット こいで
食物連鎖。今大会一番狂っていたネタ。イラストの上手さに対して内容が意味不明過ぎる。
サンシャイン池崎 (敗者復活枠)
心理テスト。サンシャイン池崎というキャラクターが完全に固まっており、もはや内容は何でもいいという様相。
Bブロック
Cブロック
2016年 冬ドラマ途中経過
時代劇がおもしろい
重い・暗いシリアス路線
アットホームなコメディー
対照的に安心して観られるコメディタッチの作品も多数。
「ダメな私に恋してください」は「あさが来た」でブレイク中のディーン・フジオカを愛でるドラマかと思いきや、深キョンの可愛さを再確認させられる。「家族ノカタチ」は結婚不適合者の主人公と奔放な父親の共同生活から始まるホームコメディ。ここ何年かで大作枠になりつつある日曜劇場としては薄味。「お義父さんと呼ばせて」はオドオドした遠藤憲一を堪能できるが、同じ方向性の「民王」に見られたようなギャグのキレやブラックさはあまり無く、安心はできるが少々物足りない。
大河は別枠として、脚本は勿論のこと映像、音楽、衣装にも拘りが見られる「ちかえもん」「逃げる女」「わたしを離さないで」が個人的トップ3。「ナオミとカナコ」は高畑淳子を楽しみに視聴。