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テレビ番組の感想を綴るブログ

2018年春ドラマ ザッと感想

4月スタートドラマの1話または2話までの現時点での印象。正直今期は久々に朝ドラにハマれているのであまりドラマ充を必要としてないのだけど、それにしてもスーツを着た大人のドラマばかりで食傷気味。

 

コンフィデンスマンJP ★★★☆☆

「リーガルハイ」「デート」の古沢良太久々の連ドラ。スケールがでかくて景気が良い。でも個人的にはクドカンの「監獄のお姫さま」同様イマイチ乗り切れずに終わりそう。

 

シグナル  ★★★★☆

今期の事件解決モノの中では唯一積極的に観たいと思えるドラマ。コミカルさは皆無(木村祐一がそのパートを一手に担っている)でWOWOWかな?と思うレベル。長谷川京子サイコパスぶりが予想外に良かった。

 

正義のセ ★★★☆☆

恐ろしく癖が無い。「過保護のカホコ」「奥様は取り扱い注意」「anone」と変わり種が続いた反動だろうか。その代わり目新しさも無いが。

 

あなたには帰る家がある ★★★☆☆

不倫ドラマと見せかけて天海祐希の「Around40」のような世の女性の気持ち代弁ドラマ。「奪い愛、冬」「ホリデイラブ」のようなネタドラマ化はしなさそう。ユースケのモラハラ夫と木村多江の不倫妻はハマり過ぎて笑う。

 

ヘッドハンター ★★★★☆

テレ東が新設した「ドラマBiz」枠の第一弾。1話、2話のゲストが北村有起哉高橋克実緋田康人高嶋政伸正名僕蔵という絶妙さ。漫画「ブラック・ジャック」のヘッドハンティング版のような味わい。

 

花のち晴れ★★★☆☆

花より男子の続編。満を持しての中川大志だけど、他の生徒役のキャストが伸びしろを期待してなのかだいぶフレッシュなメンツ。杉咲花木南晴夏の安定感が際立つ。滝藤さんは朝ドラの優しいお父さん役との高低差が凄い。話自体は面白いので花男に思い入れが無い自分は普通に楽しむ方向。

 

未解決の女 ★★★☆☆

脚本が「あさが来た」の大森美香なせいか、波瑠のキャラクターがあさの現代バージョンのような直情型ヒロイン。しかし最早彼女にそういった役柄は求められてない気も。

 

モンテ・クリスト伯 ★★★☆☆

日本では「巌窟王」として有名な海外小説の現代版リメイク。ラストの田中泯登場で一気にドラマの空気が変わった。「刑事ゆがみ」「隣の家族は青く見える」というここ半年の個人的お気に入りトップ2を生み出した枠なので面白くなって欲しい。

 

やけに弁の立つ弁護士が学校で吠える ★★★☆☆

「学校の先生ってマジでブラック職だな...」という気持ちが強くなった。

 

おっさんずラブ ★★★★☆

お堅い作品群の中に燦然と輝くおバカドラマ。2016年の特番の時と比べてノンケ役の田中圭のキャラがマイルドになり見易くなった。

 

ブラックペアン ★★★★☆

半沢チームの新作は池井戸潤原作ではなく「チームバチスタ」シリーズの海堂尊による医療モノ。幸いにも同ジャンルのドラマが無いお陰で寧ろ新鮮な気持ちで観れた。竹内涼真は相変わらず美味しいポジション。

 

 

 

 

朝ドラ「半分、青い。」に期待する

現在放送中の朝ドラ「半分、青い。」が2週目を終えた。

 

正直ここ数年は朝ドラ視聴から遠ざかっていたのだが、今回観ようと思ったのは主演の永野芽郁を含めキャストが好みだったこと、近年乱発気味の女性創業者モノではなく昭和後期〜平成が舞台のオリジナルストーリーである点が大きい。

 

今回脚本を務める北川悦吏子氏と言えば90年代〜00年代初頭のフジテレビやTBSの恋愛ドラマを数々手掛けたことで有名。しかしそんな彼女の作風が2018年のNHK朝ドラに果たしてマッチするのか?というのは多くの人が抱えた疑問だと思う。

 

同じように民放ドラマのイメージが強い中で朝ドラに起用された脚本家というのは過去にもいて、その異色さがプラスに働きそれまで朝ドラを観なかった層も巻き込んでのブームを作ったのが宮藤官九郎(あまちゃん)、逆に朝ドラをぶっ壊そうとして本当の意味でぶっ壊したのが遊川和彦(純と愛)だと思う。

 

そして「半分、青い。」を初回から今まで視聴した上で言えるのは、朝ドラに於ける新たな名作の誕生になるかもしれないということ。

 

たいていの朝ドラは主人公の幼少時代から始まるが、「半分、青い。」は史上初の胎児スタート。しかもへその緒が首に巻きついている。更にここから子供のまま近年では異例の週またぎ。子供時代に時間を割いたのは主人公が片耳を失聴した過程をじっくり描くためだろう。最初こそ隙あらば挟み込まれる昭和ネタの数々に「これはこの時代に無かった」「これはこう呼ばれてたはず」とストーリーそっちのけでネットで議論が巻き起こっていたが、回を重ねるごとに北川氏本来の人間描写のリアルさと繊細な言葉選びが生きてきて、「子供時代をもっと見ていたい」という声が上がるほど。

 

このドラマの魅力は「朝ドラっぽくなさ」にある。これまでの「朝ドラっぽくない朝ドラ」の代表格と言えば前述した「あまちゃん」だが、近年の朝ドラは「あまちゃんよもう一度」という雰囲気が出過ぎている気がして、それが自分を朝ドラ視聴から遠ざける要因ともなったのだが(特に東京制作。大阪制作は「あさが来たよもう一度」の空気を感じる)、「半分、青い。」で漸く全く別の風が吹き込まれた感じがする。そういうわけで久々に完走出来そうな朝ドラなので、どうかこのまま今のクオリティを維持して突っ走って欲しい。

 

連続テレビ小説 半分、青い。 Part1 (NHKドラマ・ガイド)

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2017年ドラマ 年間マイベスト

今年全話視聴したドラマで印象に残った10作品を「毎週楽しみに観たか」「ドラマとしてのクオリティ」「インパクト」の3点を重視してランク付け。

 

第10位 重要参考人探偵

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制作局: テレビ朝日

原作: 絹田村子重要参考人探偵

脚本: 黒岩勉

キャスト: 玉森裕太小山慶一郎古川雄輝新木優子滝藤賢一

 金曜ナイトドラマらしいチープな事件解決物だが、主人公の「何故か毎回死体を発見してしまう体質」という設定だったり、推理を披露する際に「頼む、合っててくれ」と願う様子だったり、この手のドラマを皮肉った部分が痛快だった。推理する時の「時間稼ぎタイム」は毎回爆笑。一番良かったのはメイン3人のバランスで、玉森裕太の不運ぶり、小山慶一郎の一見頭脳派に見えてピントズレてるぶり、古川雄輝の問答無用のフェアリーぶりがそれぞれニンに合っていた。あと滝藤賢一のオネエ社長も楽しみの一つだった。

 

第9位 コウノドリ

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制作局: TBS
脚本: 坪田 文、矢島弘一、吉田康弘
キャスト: 綾野剛松岡茉優、吉田羊、星野源、坂口健太郎、大森南朋
医療モノで一括りにしてしまうのは失礼なくらい、今シリーズも産婦人科、出産に対する真摯な姿勢が見て取れた。視聴率の獲りづらい同枠に於いて安定して2桁をキープしていたのは素晴らしい。同じく病院を舞台にしたドクターXとは対局にある作品。女性向けに見えるが、男性にこそ見てほしい。
 

第8位 リバース

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制作局: TBS

原作: 湊かなえ「リバース」

脚本: 奥寺佐渡子、清水友佳子

キャスト: 藤原竜也戸田恵梨香小池徹平市原隼人玉森裕太三浦貴大門脇麦片平なぎさ武田鉄矢

TBS金曜ドラマ枠としてはすっかりお馴染みになった湊かなえ原作ドラマシリーズ。親友の事故死の真相を探るというシリアスなテーマながら、藤原竜也の非リア充演技が毎回爆笑を誘った。その他のキャストも皆適材適所で、単純に演技が上手い。途中からはちょっと間延び感もあったが、ハードな雪山シーンや人物描写のリアリティなど、見応え十分な作品だった。そして毎回クライマックスで流れるシェネルの「Destiny」は本当によく合っていた。今年のベストドラマソング賞をあげたい。

 

第7位 僕たちがやりました

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制作局: 関西テレビ/共同テレビ

原作: 金城宗幸僕たちがやりました

脚本: 徳永友一

キャスト: 窪田正孝永野芽郁新田真剣佑間宮祥太朗葉山奨之今野浩喜川栄李奈水川あさみ、三浦翔平、板尾創路古田新太

色んな意味でインパクトが強かった作品。かなり出落ち的な導入だったため、初回がピークになるのでは?と懸念していたが、個性的なキャラクターと先の読めない展開により最後まで飽きずに楽しめた。「え?これ9時台だよね?」と確認したくなるようなエロや暴力シーンの数々を擁するが、これを敢えて深夜枠ではなくゴールデンタイムで放送した意義はあったと思う。決して後味の良くない結末含め、現在のドラマ界に一石を投じる作品となったと思う。今野はドラマに出始めて久しいが、今作で本格的に俳優になったと感じる。しかしトビオと菜摘先生(の中の人)が付き合うとは思わなかったよね。


第6位 明日の約束

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制作局: 関西テレビ/共同テレビ
脚本: 古田和尚
キャスト: 井上真央及川光博仲間由紀恵工藤阿須加手塚理美

昨年最も飛躍したのがTBS火曜ドラマ枠だとすれば、今年最も注目度を上げたのはこの関テレ枠では無いかと思う。一見地味な作品だが、いじめ問題だけではなく毒親やマスコミの報道姿勢にも鋭く斬り込んだ意欲作。久々のドラマ主演となった井上真央の演技力を再認識出来たし、生徒役の俳優も皆好演。主人公の母親を演じた手塚理美も強烈な存在感だった。 終始落ち着いたトーンで、軸のブレなさも好印象。

 

第5位 わにとかげぎす

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制作局: TBS

原作: 古谷実わにとかげぎす

脚本: 高橋泉

キャスト: 有田哲平、本田翼、賀来賢人吉村界人光石研コムアイ村上淳

脚本、演出共に高水準だったが、キャスティングに言及すると、あまり役者のイメージが無い有田の演技も自然だったし、コムアイ(水曜日のカンパネラ)の頭おかしい女もハマり役。中でも本田翼の使い方は各ドラマスタッフ参考にすべき。正直エロに関しては「僕たちがやりました」に軍配が上がるが、バイオレンス描写はなかなかテレビではお目にかかれない血生臭さで鮮烈だった。しかし今年は「バイプレイヤーズ」といい「下北沢ダイハード」といいこれといい、様子のおかしい光石研をよく見た年だった。

 

第4位 過保護のカホコ 

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制作局: 日本テレビ

脚本: 遊川和彦

キャスト: 高畑充希黒木瞳時任三郎竹内涼真

遊川和彦お得意の家族モノかと思いきや、竹内涼真の存在感により秀逸なラブコメ作品に。ただの爽やかイケメンではなく、遊川フィルターを通したことによって皮肉屋で少々毒のあるキャラクターに仕上がっていたのが丁度良かった。自分も例に漏れず麦野くんにはキュンキュンさせられっぱなしで、たまたま近くで上映されていた「帝一の國」を観に行くところまでいった。竹内涼真の魅力を引き出すという意味では、相手役が高畑充希という点も含め、この作品で大正解を出してしまった感があり、この先これを超える作品が出てくるかちょっと心配でもある。

 

第3位 あなたのことはそれほどf:id:starfes:20171124145257j:plain

制作局: TBS

原作: いくえみ綾あなたのことはそれほど

脚本: 吉澤智子

キャスト: 波瑠、東出昌大仲里依紗鈴木伸之大政絢、山崎育三郎、中川翔子麻生祐未

初回視聴時点からの上げ幅という意味では今年一番。正直序盤は安っぽい不倫ドラマになってしまうのかと危惧したが、不倫がバレてからは毎週迷シーンの連続で、Twitter実況との相性も抜群。同時期に同じ不倫ドラマの「昼顔」が再放送されていたが、昼顔のように濃厚なラブシーンやドラマティックな劇伴で盛り上げる訳でなく、淡々と主人公が堕ちていく様を描いていくのが不気味で良かった。登場人物が皆違ったタイプの狂い方をしていて、後半になってくると一番クズなはずの有島(鈴木伸之)が一番まともに見えてくるというねじれ現象が発生。この役を引き受けた波瑠と東出昌大に敬礼。

 

第2位 刑事ゆがみ

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制作局: フジテレビ

原作: 井浦秀夫「刑事ゆがみ」

脚本: 倉光泰子大北はるか、藤井清美

キャスト: 浅野忠信神木隆之介稲森いずみ山本美月

浅野忠信神木隆之介バディ物となれば「絶対に面白くなるはず」と思うのが普通だが、放送枠がここ数年ヒット作の無いフジテレビ木曜ドラマ枠とあっては、期待したくても「どうせしょっぱい出来になるんだろうな...」と思っていた時期が私にもありました。蓋を開けてみれば、今までのこの枠の低調ぶりは何だったんだ?と思うほどの非の打ち所のない名作に仕上がっていて、嬉しい誤算。ゲストが毎回豪華だったのも、視聴率狙いというよりは浅野忠信のもとに良い役者が自然に集まってきたという感覚があった(斎藤工リリー・フランキーの無駄遣いには笑った)。シリーズ化するべきだと思うが、やはり視聴率の壁が。しかしフジテレビの復活を予感させる作品だったことをここに記したい。

 

第1位 カルテット

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制作局: TBS

脚本: 坂元裕二

キャスト: 松たか子満島ひかり松田龍平高橋一生吉岡里帆もたいまさこ

脚本家とキャストが発表された時点でヤバいとは思ったが、その通りヤバかった作品(語彙力)。坂元裕二による言葉の力が圧倒的過ぎて、圧倒的素人の自分はとにかく毎回「すげえ...」と言うほか無かった。特に凄かったのは第5話での松たか子満島ひかり吉岡里帆による三つ巴の会話劇。ドラマ史に残る名シーンに数えても良いのではと思えるくらいの緊迫感があった。とにかく視聴者を「ながら見」させない作品。坂元裕二がいる限り、テレビドラマはまだまだ死なないと確信した。

 

 

例年通り漫画の実写化が多かったが、同時にオリジナル脚本の大事さも痛感した(ランキングの中だと「カルテット」「過保護のカホコ」「明日の約束」がオリジナル脚本)。そして「刑事ゆがみ」によりフジテレビ復活の兆しが少しでも見えたのは昨年からの大きな進歩。来年1月期のドラマも既に面白そうなのが大量に出揃っており、今から楽しみ。

M-1グランプリ2017

ゆにばーす

女性だけど浅野忠信似のはらと戦略家の川瀬名人によるコンビ。トップバッターとは思えないウケ量。審査員の松本人志が「彼らの実力が凄いのか、お客さんが暖かいのか」と訝しむのも無理はない。はらが「翼の折れたエンジェル」を熱唱するシーンは今大会一番笑った。

 

カミナリ

今大会唯一の非・よしもとコンビ。この現象はブラマヨが優勝した2005年大会のタイムマシーン3号以来と記憶している。相方の頭を容赦なくぶっ叩く漫才スタイルで昨年一躍脚光を浴びたが、上沼恵美子が指摘した通り、最早頭を叩くツッコミが必要なくなりつつある。

 

とろサーモン
割と優等生的な漫才が多い中で、久保田の全く万人受けする気の無いふてぶてしさが光る形に。最終決戦が終わった時点では「ミキか和牛のどっちかだろうな」と思っていたので、ここが優勝したのは意外だった。とはいえ、めちゃイケの「笑わず嫌い王」で初めて見て衝撃を受けた身としては感慨深い。あと久保田の服がミッキーマウスみたいだなと思ったら本当にそうで笑った。

 

スーパーマラドーナ

敗者復活枠。準決勝のレポで「ここが決勝行かないのはおかしいから敗者復活枠だろう」という意見をよく見かけたが結果その通りに。冒頭の「オネエがいたんですよ」が後半どう効いてくるのかと期待していたら、寧ろ途中に出てきたカニの伏線回収の方が見事で、オネエのくだりが蛇足に思えた。

 

かまいたち
キングオブコントチャンピオン。キングオブコントの勝因は山内の狂気的なキャラクターと秀逸なツッコミフレーズにあったと思うので、そのどちらもそこそこの範囲に収まった今回のネタはちょっと物足りなく感じた。しかし終わってみればコントチャンピオンが一番しゃべくり漫才をしていたというのが興味深い。

 

マヂカルラブリー

面白いと言われながら賞レースの決勝には今まで全く縁の無かったコンビ。ハネてほしいという希望はありつつも、同じく長らく準決勝で落とされ続けたGAG少年楽団が今年キングオブコントで最下位になったのもあり、一抹の不安もあった。そしてその予感は的中してしまった訳だけど、GAGは詰め込み過ぎな印象だったのに対し、マヂラブは逆に詰め込まな過ぎだと感じた。上沼恵美子による酷評は立川談志以来のヒリヒリ感があったが、録画を見返すと寧ろ愛あるダメ出しだと感じた。

 

さや香

今回のダークホース。自分はたまたま「新しい波24」で見て面白いと思っていたが、こんなに早く決勝に上がってくるとは思わなかった。ボケの新山の、ジャルジャル後藤に似たプレーンフェイスからは想像もつかないハイテンションボケは華がある。「みんなが知ってる童謡を知らない」という設定から「しょーもな!」と歌の内容に対するクレームをつける展開になるのかと思ったが、実際はその内容に感銘を受けてノリノリになるという誰も傷つけないネタ。準決勝の時点で「チュートリアルに似てる」という評価を見かけたが、わからんでもない。チュートリアルから変態性を引いて変顔とアクションを足した感じ。いやそうなるともう別物だろ。

 

ミキ

兄弟コンビならではの遠慮の無い掛け合いがめちゃくちゃ安心する。人気があるのは弟だが、このコンビの漫才はお兄ちゃんの技術あってこそ。最終決戦で一票も入らなかったのはボケがベタ過ぎたからか?w

 

和牛

2年連続準優勝。昨年大会で川西のツッコミが注目されたからか、漫才における川西の占める割合が多くなったように感じた。これまでは「どこにでもいそうな女の子」を演じることが多かった川西だが、2本目では毒の強い女将を熱演。しかしそれにより水田のNOデリカシーキャラとのバッティングで笑いよりエグみが若干上回ってしまった感じもする。来年こそは優勝して欲しいが、このまま麒麟と同じ道を歩みそうな気もしてちょっと心配。

 

ジャルジャル

キングオブコント2010で披露した「くしゃみとあくびとゲップ」の難易度・鬼バージョンのような感じか。漫才とかコントとかじゃなく、最早ジャルジャルというジャンルのネタ。でもこれを漫才という枠組みの中で評価するとなるとやはり評価が難しい。割と生意気なイメージが先行しがちな彼らだが、今大会で応援したくなった視聴者は多いはず。だから福徳泣かないで。

 

 

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映画鑑賞記録「全員死刑」(ネタバレあり)

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主演・間宮祥太朗、監督・小林勇貴による「全員死刑」を観てきた。これまで本物の不良を使って映画を撮ってきた小林監督が初めて俳優を使って撮った映画で、間宮祥太朗にとっても初主演映画となる。この映画をわざわざ2時間かけて隣の県まで朝イチで観に行ったのは、自分が間宮祥太朗ファンであることが大きな要因ではあるが、映画評論家の町山智浩氏が第2回町山大賞に選んでいた(第1回は「この世界の片隅に」)ということもあり、主演が誰であれ観ていた作品だと思う。

話のモデルは2004年の福岡県大牟田市での殺人事件。「冷たい熱帯魚」「凶悪」と同じプロデューサー。そして全員死刑という物騒なタイトルやポスタービジュアルから、どんな恐ろしい映画なんだと想像してしまうが、R15指定ということもあり殺人描写や性描写は驚くほどマイルド。同じ日活製作でR15指定、間宮も出演していた「ライチ☆光クラブ」の方がその点では過激だったように思う。

ではこの映画の何が鮮烈なのかと言えば、小林監督による演出に他ならない。複数の映画のオマージュがふんだんに盛り込まれているらしいが、自分の貧困なムービーリテラシーでは解説不能なため、その辺は他の方にお任せする。この映画で一番印象に残るのが忙しなく転換するBGMではないかと思う。クラシックからアゲアゲ曲、メタルコアまで多岐に渡るジャンルの音楽が作品を彩る。しかしあまりにも節操のない選曲のため、決して心地いい物ではなく、寧ろこれが原因でこの作品に嫌悪感を抱く観客もいておかしくない。自分も正直途中から「ちょっと過剰では?」と思いこの作品に対する評価を考えるところまで行ったが、ここまで押せ押せで来られると「逆にこれはこれでアリだな」と最終的には思わされてしまった。BGM以外にもカメラワーク、B級アメリカホラーのようなチープ感、状況説明の字幕など、「敢えて」やってますよ感が満載で、それが鼻につくという人もいると思う。自分も正直(略)

と、このように監督のやりたい放題な演出になっているのだが、肝心の話はと言えば、これが恐ろしく緊張感の無い、間の抜けた殺人記録なのだ。あらすじとしては父、母、長男、次男の4人が財産強奪のため資産家一家を襲うという物なのだが、毎回殺すのは次男のタカノリ(間宮)の役目。全部タカノリに丸投げの親や長男もクズだが、全て言う通りにするタカノリもやはりおかしい。つまり犯人を全くかっこ良く描いていないのだ。これもBGMの効果によるところが大きいと思うが、個人的には殺人シーンの時だけ取ってつけたようにかかる不穏なBGMがわざとらしくてツボだった。

そんな中で3人目、4人目を銃殺した後、それまで業務的に殺しを行なっていたタカノリに異変が起きる。兄に対して銃口を向けるのである。本人に殺す意思は無かったと思うが、あまりにも人を殺し過ぎたため、何かのスイッチが入り、自分を散々こき使ってきた兄への蓄積された思いがこの行動に移させたのだろう。ここは観ててスカッとしたし、個人的に一番好きなシーンだった。と同時に「殺人を犯すとこういうことも起きるんだろうなぁ」と想像できてしまった自分にゾッとした。

役者で言うと、主演の間宮祥太朗は最初正直この作品の登場人物としては顔が良すぎじゃないか?という懸念を抱いていた。そりゃあヤクザにもハンサムな人はいるだろうが、間宮はいくら何でも華があり過ぎる。しかし殺人を重ねる内に、くっきりだった二重がどんどん一重になり最終的にマジでこんな顔↓

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になっていたのはお見事だった。あとたまに垣間見せていたシャブ中の呂律の回らない演技がとても上手かったので、機会があればまたそういう役をやってもらいたい。

間宮に次いで出番が多かったのが長男役の毎熊克哉。一見するとタカノリよりよっぽど強面なのに、実際は口だけで何もしないという小者っぷりがギャップがあって良かった。一番最初の被害者であるユーチューバー・おわりたいちょーを演じた藤原季節も良い感じにムカつく演技をしている。予告で大々的に使われてるだけあって、彼のシーン(カレープール&全部チャラにしちゃえ〜♡)は画ヂカラがあった。六平直政と入絵加奈子による両親は頼りなさ過ぎて寧ろ最高。

町山氏が「地獄のサザエさん」と評するように、やってることは殺人なのに妙にほのぼの感が漂う怪作。実際の事件を題材にしてる云々よりも、映画として賛否が分かれる作品のように思う。自分はといえば、もう既に最初から観直したくてしょうがないので、すっかりこの作品の虜になっている。日本的な陰湿さは無く、アメリカ的なおバカでカラッとした感触なので後味は不思議と悪くない。意外と間口の広い作品となっているので、観られる環境の方はどうぞ劇場へ。

 

〈祝・映画初主演〉世間に見つかる前に押さえておきたい間宮祥太朗作品

このブログでは主にドラマやバラエティーの感想を綴って来たが、特定の人物について語った事はなかった。というのも自分がそこまで熱を入れて応援している芸能人がいないというのが一番の理由なのだが、そんな自分が2017年下半期に入り、ある俳優の出演作を買い漁るという事態に陥っている。その俳優というのが今回紹介する間宮祥太朗である。

端正ながら少し濃い顔立ちが特徴で、昨今の塩顔ブームに逆行している(皮肉にも塩顔の代表格である坂口健太郎や綾野剛と同じ事務所)。演じる役の幅がとにかく広いのだが、それはまた後述する。花の93年組と言われている神木隆之介福士蒼汰菅田将暉野村周平竹内涼真らと同い年。自分は今年になって初めて彼の事を認識したのだが、ポッと出の若手ではなく、中学生の頃から学園ドラマを中心にコツコツ出演してきたためキャリアは約10年。昨年頃からドラマの主演や話題作のメインキャストとしての出演が増え、今年ついに「全員死刑」で映画初主演。しかし一部の熱心なドラマ好きやイケメン好き以外からの知名度はまだまだのようで、彼の類稀な演技力を知ってしまった自分としては「早く間宮の良さに気付いて!」という気持ちと「まだ気付かないで!」という気持ちの狭間にいる状態。今回はなぜ自分がここまでこの俳優に入れあげているのかという根拠となる作品について解説していきたい。「全員死刑」で間宮のことが気になった方も参考までにどうぞ。

 

帝一の國 

帝一の國 通常版Blu-ray
 

そもそものきっかけはこの作品だった。映画館にこの作品のメインキャラクター達の顔写真がデカデカと貼られており、その中でも一際目を引いたのが間宮祥太朗演じる氷室ローランドだった。金髪のロングヘアーに鋭い眼差し。正に漫画から出て来たかのような美麗なルックス。しかし劇中では暴力や金にモノ言わせるわ、ふんどし姿で太鼓演奏するわ、ほぼネタキャラ扱い。間宮のストロングポイントである美顔&美声&美尻&コメディセンスが遺憾無く発揮された現時点での代表作と言える。しかし実を言うとこの作品、大鷹弾役の竹内涼真目当てに観に行ったので、この時点ではまさか金髪の狂犬の方にハマることになるとは思いもしなかった。ちなみに11月29日にDVD/BD発売なので観てね!

 

ライチ☆光クラブ 

ライチ☆光クラブ

ライチ☆光クラブ

 

帝一の國と同じ古屋兎丸の漫画原作。何を隠そう自分を間宮沼に陥れたのがこの作品である。これを観るまでは「帝一」に加え当時放送中だったドラマ「僕たちがやりました」でのハイテンションで2.5枚目な役柄から、間宮祥太朗=面白美形お兄さんぐらいの認識でいたのだが、「ライチ☆光クラブ」における彼の演技はそのイメージを180度変える物だった。間宮が演じるのは怪しい中学生集団『光クラブ』の先導者・ゼラに異常な愛情を燃やす美少年・ジャイボ。まずビジュアルが恐ろしく美しい。ドラマやバラエティー番組で年相応の流行りの髪型・服装をしている間宮にはそこはかとない違和感を感じていたのだが、この作品の浮世離れした怪しい世界観にはドハマり。なるほどこれが彼の正しい使い方だったのかと合点がいった。

この作品、元々は80年代の舞台版がオリジナルで、以来数度舞台化されているため、映画版の間宮は4代目ジャイボということになるのだが、既にイメージが出来上がっている一番人気のキャラクターというハードルがありながら、彼なりの解釈で見事に演じている。作品自体のクセが凄い(エログロBL全部乗せ)のであまりこういうのに免疫が無い人には強くオススメできないが、役者・間宮祥太朗を語る上では外せない作品だと思う。

 

ニーチェ先生 

ニーチェ先生 DVD-BOX

ニーチェ先生 DVD-BOX

 

記念すべき間宮の初主演作となったドラマ。原作は同名の漫画で監督は「勇者ヨシヒコシリーズ」でお馴染みの福田雄一。本作で間宮が演じるのはクール&毒舌&無表情のコンビニ店員。コメディーなのだが、無表情ゆえにこの作品が一番間宮の顔面造形の美しさを堪能できたりする。この作品きっかけでコメディー作品のオファーが増えたんだとか。ほとんどスタジオコントみたいな物なので、普段ドラマを観ない人にもオススメ。


お前はまだグンマを知らない  

劇場版「お前はまだグンマを知らない」[DVD]

劇場版「お前はまだグンマを知らない」[DVD]

 

こちらも漫画原作で主演作。ドラマと劇場版の両方が制作された。千葉から群馬に転校してきた主人公が様々なカルチャーショックを受けるという内容をかなりオーバー&ハイテンションで描いている。数々のコメディー作品に出演してそのセンスを発揮している間宮だが、この作品での彼は一際強烈。異様な変顔バリエーションに加え、ケツ出し&股間フラッシュも厭わないその姿勢には感心すると同時に「何もそこまで...」と心配になるレベル。ニーチェ先生とは顔も声もキャラも全く違うので「本当に同一人物が演じているのか?」と疑念を禁じ得ない。これも12/20にDVDのみ発売なので観てね!

 

闇金ウシジマくんザ・ファイナル

人気シリーズの最終作。若手俳優がこのシリーズに出る場合、大抵借金をする側としてキャスティングされるのだが、間宮が演じるのは債務者に無茶苦茶な労働を強いる極悪人・鰐戸三蔵。特殊メイクで坊主&一重になり鼻と口は隠してあるので、どうやったって間宮と気付きようもないのだが、間宮と知った上で鑑賞しても普段の彼の要素がどこにも見当たらない。某シーン(ラブシーンではない)では前貼りを初体験したと言うが、この人体張りすぎである。

 

ON 異常犯罪捜査官 藤堂比奈子 

 2話と3話に犯人役として登場。ライチ☆光クラブのジャイボにも通じる所謂ヤンデレキャラで、心が少年のまま成長してしまった猟奇的な殺人犯を熱演。この人は何の役をやっても良い仕事をするが、特にこの手の役を演じさせると強大な力を発揮すると感じる。各局ドラマスタッフの皆さんはもっと間宮に殺人犯の役を与えるべき。


以上は一部ではあるが、特に間宮の並外れた演技力を堪能できる物を選出。彼の不思議なところはこれだけ色んな役をこなすのに本人は全くストイックな感じではないこと(休日は録り溜めたお笑い番組を観てダラダラ過ごすらしい)。

最後に、ライチ☆光クラブのメイキングブックにて共演者の藤原季節(「全員死刑」でも共演)が間宮祥太朗を評したコメントを引用させて頂く。

天才です。努力とか精進って言葉がもっとも似合わない男。そこに立つ、そうしたら周りの人が彼を立たせる、そうしたら彼が役になってる、みたいなことが起きる人です 

映画 ライチ☆光クラブ 公式メイキングブック (玄光社MOOK)

映画 ライチ☆光クラブ 公式メイキングブック (玄光社MOOK)

 

 

 

キングオブコント2017 感想

今年のキングオブコント、率直に言って凄い面白かった。少なくとも審査方法が変わってからの3年間の中では一番。そして今年ほどネタ順の重要性を感じた年は無かった。

 

このコールセンターのネタ、2014年のキングオブコントDVDに収録されている準決勝で既に見たのだが、正直そっちの方が自分は好みだった。あの保留中の変な歌をテレビでも聴きたかった。世間的には無名に近いコンビだが、今回のメンツの中だとまだ知名度ある方というのが今年のファイナリストのヤバさを物語っている。このコンビに関してはネタよりもその後のトークの方が印象に残った視聴者も多いのでは。ボケのふぢわらのまるで10年前からテレビに出続けているかのようなボケの放り込みぶりは、人によっては生意気に取られるだろうが、個人的には初期のインパルス板倉を思い出すので好き。今後テレビ出演が増えて欲しい。

 

設楽が「アメリカのコメディーみたい」と評していたように、ただただ目の前で起きていることが面白いというタイプのコント。もちろんお笑いなのでそれで全く問題無いのだが、キングオブコントを長いこと見続けていると、何かしらの狂気だとか見る側の想像力を掻き立てる余白だとかを欲してしまう。このトリオはもうENGEIグランドスラムに毎回出て良いと思う。

 

昨年大会と同様、山内の狂気が光るネタとワードセンスが光るネタの2種類で揃えてきた。本当に地肩が強いコンビだと思う。1本目は準決勝でも爆発したと聞いていたので評判通り爆笑した。2本目は昨年の「首が落ちるマジック」でも披露された山内のツッコミフレーズの面白さが炸裂。「先が無いやろ!」「目処が立ってんねん!」。正直2本目は、圧倒的な設定の強さを見せたさらばの直後だったので「ウエットスーツを脱がせる」という設定では弱過ぎるはずなのに、これだけ爆笑をもぎ取ることができるのは天晴れとしか言えない。優勝おめでとう。

 

 1本目はビジュアル的なキモさ、2本目は内面的なキモさを打ち出すことで幅を見せてきた。特に2本目の「ストーカー」は台本も田中の怪演も素晴らしく、個人的に一番好きなコントだったかもしれない。他の芸人が演じたらホラーコントになりそうなところを、2人の愛嬌でポップに仕上げており、このコンビが演じる意義を感じた。

 

卒業式でモテない男のコント。ただでさえキモキャラの権化みたいなアンガールズの直後な上、その前にかまいたちもイケてない男ネタをやってしまっていたので、ここもとにかく順番が悪かった。そこまでブ男でもないしね。このコンビのネタは初めて見たのだが、てっきり女性の山田さんのキャラを生かしたネタかと思いきや、終始普通の女子の役だったのが物足りなかった。「女5人集めろ!」の部分は準決勝では爆発してたんだろうなぁと思った。

 

自分が歴代キングオブコントで一番好きなネタが、2012年にさらばが披露した「イタトン」なのだが、今回の1本目「居酒屋」はその頃のさらばを彷彿とさせる原点回帰的なネタで個人的に嬉しかった。しかし三村の審査評「声に出して笑わなかった俺がいた」というのもわかる。さらばのネタって笑うより先に「よくそんなネタ思いついてよくその展開のさせ方できるな」と感心させられる物が多いので。2本目の「パワースポット」は他の番組でも見たが、やっぱり設定が抜群。このコンビは森田がツッコんでこそと思っていたが、このネタを見てからはその考えを改めさせられた。

 

今年のキングオブコントはこのコンビがブレイクして初めて完結すると思う。それくらいこの番組のスタッフの「にゃんこスターを売れさせたい!」という気概を感じた。元々はピン芸人同士だった二人が5ヶ月前にコンビを結成。それが決勝に来ているだけでも凄いが、松本人志が97点をつけた時はひっくり返った。コント界のルールと言えば「世界観を壊さない」というのが一番にあると思うのだが、彼らが披露したネタは「なんてハートフルなネタなんでしょう」というメタ視点といい最後のコンビ名紹介といい、悉く掟破りであった。その癖してツッコミの間やワードチョイスは完璧なあたりがまた憎たらしい。

さらばはこれの前の出番で本当に良かったねぇ...w

 

  • アキナ(7位)

煽りVの中で「自由な設定のコントを」的なことを言っていて、実際これまでのアキナのネタとは一味違ったネタではあったんだけど、いかんせんにゃんこスターの後では...。2014年の「取れへん」を見た時からアキナのネタはシュールな4コマ漫画のような味わいがあると思っていて、今回のネタはショートコント形式になってる分余計その印象が強くなったんだけど、この大会で勝つにはもっと爆発力が無いと難しいんだろうな。

 

数年前から準決勝では一番評判が良く、毎年決勝確実と言われながら涙を飲んできたトリオ。それまでの経緯を知っている者たちの間では今回の決勝進出で最も優勝の期待を集めていたが、まさかの最下位という結果に。では今回のネタが優勝に相応しかったかと言えば違うと思う。1回目にネタを見た時に思ったのは「え?めちゃめちゃコントメイクしてる?」ということ。今回のファイナリストのネタを振り返ると、がっつりメイクのコントを披露したのはこのトリオだけ。番組を通して見るとここだけ時間が10年くらい前で止まってしまっているような印象を受けた。コントの内容もなんだか色々詰め込み過ぎていて、間も詰まっているし、少し見辛かった。1本目は過去の代表作で良かったのになぁ。残念ではあるが、来年はテレビで爆笑をとっているGAGを見たい。

 

「母親をメシ呼ばわりする息子」というなかなか風刺の効いた設定で味わいがあったが、ここまで散々色んなコントを見てきた上でこのコンビが他より突出した部分があるかと言うと難しい。しかしメシに取り憑かれた少年の狂気を表現できるだけの演技力は今大会随一と言っていいと思う。

 

にゃんこスター後の3組は気の毒としか言いようがないが、優勝者、準優勝者は非常に良いところに収まったように思う。にゃんこスターはめちゃめちゃ流行って欲しいし、かまいたちは千鳥のようにじわじわと東京で浸透して欲しい。

 

 

This is かまいたち [DVD]

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さくらんぼ(Original)

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